【ローマ法王に米を食べさせた男】高野誠鮮さん講演会その1

ローマ法王に米を食べさせた男、スーパー公務員などとして知られ、TBSドラマナポレオンの村のモデルともなった高野誠鮮さんの講演会があり、富山まで行って来ました!

富山まで行った甲斐があったなぁと思えるとてもよい講演だったので、そのシェアが出来ればと思います。

高野誠鮮さんプロフィール

高野 誠鮮(たかの じょうせん、1955年11月2日 – )は、科学ジャーナリスト、日蓮宗僧侶、立正大学客員教授、1994年から2006年3月31日まで金沢大学理学部大学院等の講師も務めた。平成28年度から新潟経営大学特別客員教授、東京大学朝日講座講師も務めている。

羽咋市役所勤務時代に限界集落を蘇らせ、『スーパー公務員』と言われた。元・羽咋市教育委員会文化財室(歴史民俗資料館)室長(館長)。

wikipediaより

講演内容

「とっとと辞めろ」と再任用を断られる

羽咋市職員として、数々の実績を残してきた高野さんですが、定年退職を迎えるにあたり、「とっとと辞めろ」と言われ、再任用雇用されることなく退職されました。

市役所は定年後、再任用雇用というものがあり、それまでのキャリアを活かして、しかも給料も減額された上での雇用となるため、高野さんほどの方が再任用で勤められればその市にとってどれだけよいのか分かりません。(正直、いなくてもよい方が再任用されるケースが多いと思いますが)

役所の臨時職員となり、この組織はつぶれると感じた

構成作家をされていて、実家がお寺だったため、継ぐため戻ってこいと言われたのですが、まだお父さんも健在だったので、働く事にし、役所の臨時職員になられました。

民間企業とは違う体質の組織、地域社会の役に立つ人が役人、地域社会の役に立つ場所が役所のはずなのにそうではなかったと感じられたそうです。

とあるまちづくりを担当してる職員がいたそうです。

「第何回まちづくり大会 わしゃ○○人集めた」とおっしゃる職員に聞いてみたそうです。

「あの、いつからまちづくり始めるんですか?」

すると、

「2度とおれと口を聞くな」と言われたそうです。

会議や研修会ばかりやっていて、結局なにも行動を起こさない。

「やれるもんなら勝手にやってみろ!」と言われ、勝手にやることにしたそうです。

UFOでまちづくり

古文書講座を担当していた時に、西の山から東の山に麦わら帽子のような光った物が空を飛んでいるというのを見つけ、UFOによるまちづくりを始めました。

自治省から補助金をとって国際会議を開いたり、NASAにかけあって100年間タダでものを借りたり、旧ソ連から貴重なヴォストーク帰還用宇宙カプセルを購入したり、とても市役所職員とは思えないことをどんどんやられています。

神子原村の活性化

その後、限界集落の活性化の担当になられます。

神子原村は昭和40年には人口が1,000人いましたが、高野さんが担当される頃には人口は半分になり、平成7年には小学校も保育所も無くなりました。

役所には3種類の人間しかいない

  • いてもいなくてもいい職員
  • いちゃ困る職員
  • なくてはならない職員

限界集落のためには、どんな職員がいなくてはならないのか。

役所に入り、自分の事しか考えない職員がいかに多いのかにびっくりされたそうです。

「おまえがそんなことして、もし失敗したら誰が責任とるんだ?」

「おれの管理能力が問われるんだぞ」

普段役所で行なわれることを否定することからはじめたそうです。何度も行なわれる会議。

何千回会議をしたら高齢化率が1%改善するのか。

分厚い計画書作り。何cmの計画書を作れば高齢化率が1%改善するのか。

書いた計画通りに物事が進むことは人類の歴史上1度もない

もし計画通りになるのであれば赤字の会社は存在しないはず。

計画や数字を作る能力は必要だとは思いますが、もっと大事なのは行動すること、実際に失敗しながらも、変化すること、粘り強く軌道修正していくことなのではないかと思います。

まぁそもそも計画作りさえもコンサルタントに丸投げという行動どころか、主体性をもたない部署も多いと思います。

では何故計画書を作るのか

どういう志を持っているのか、何をしているのか、理解ができない人、理解をしようと努力しない人のための計画書。

「おまえそんなことやって失敗したらどうするんだ?」

そんな人の話はいっさい聞かないそうです。

成功するまで失敗すればいい。何にもしない人は失敗しない

ある管理職がいました。

「高野、また失敗したんだってな。わしゃ失敗なんぞ1度もしたことがないぞ」

この人は口だけの人だ。口だけの人は失敗しませんよ。

本当に改善、改革をやろうとすれば、波風はたつし、何回も失敗します。

やったことも無い人の話は一切聞かない

「そんなことをしたら失敗して大問題になる」

「やったことあるんですか?」

「そんなことはやらなくてもわかる」

「予言者ですか?」

と聞いたらもっと怒られたそうです。

「お前はおれを愚弄するのか?」

「いえ、愚弄はしてません。やりもしないのに結果がわかるのは予言者なんですよ」

知は識にする

知:しっているだけ

識:体がわかっている

識は五体を使って動いた事。体をもっているならば識にしなければ意味はない

理念のなくなった役所

若い職員に聞いたそうです。

「何で役所に入ったの?」

「高野さん、安定しているじゃないですか」

休まず、遅刻せず、上司に逆らわなければ給料は上がっていく。

とある管理職が言ったそうです。

「高野くん、君はもっと勉強してくれ」と自分が持っている仕事を投げて来たそうです。

「勉強しなければいけないのはあなたですから」と言って突き返したそうです。

その結果、4年間昇任試験を受ける事ができなくなったという。

愚者に褒められたるは、第一の恥なり

お書きになったのは日蓮という方

戦後の公務員は理念があったが、今はない。

「一番安定しているじゃないですか」単なる避難所になってしまった。

一生懸命守ろうとするのは何か。組織

人がどんどん少なくなっているのに組織は残る。

農協も同じ。組織は残るのに、日本から農家はどんどん少なくなっている。

クライアントと会社の関係。クライアントがどんどんいなくなっているのに会社が残っている。ものすごい大きな勘違い。

役所という感覚が消えない限り、国が消えてしまう。

できるんじゃないか思いついた瞬間にやってみる

できないという役所。実際にはやってみることもしない。

何度も何度も失敗すると、体がバランス感覚をわかってくる。これ以上いくとやばいというのもわかってくる。

いろんな事を実践した人間にしかわからない。

 

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1982年茨城県生まれ 大卒後、東京でシステムエンジニア、市役所職員として働いたのち、茨城県にて空き家となっていた古民家を改修し、農家民宿、レンタルスペースとして運用を開始。畑での自給自足も行なう。 趣味は、ピアノ、読書、アニメ、スポーツなど