はじめに
税理士を目指して資格取得に向け勉強されたり、税法免除大学院へ進学を考えている方や、税理士について調べ始めている人にとっては、税理士の年収というのも気になるところではないでしょうか?私自身も気になります。
今回は、そんな税理士の年収を調べてみました。
数値は日本税理士連合会が実施している2015年に行われた第6回税理士実態調査報告書の数値を掲載しているページ等を調査しました。
なお、上記の調査は、平成26年4月に日本税理士連合会に加盟している税理士会員及び税理士法人会員を対象として実施した「第6回税理士実態調査」の集計結果(回答数33,767件、回答率43.8%)です。すべての税理士を調査ではありませんが、傾向は掴めるのではないかと思います。
税理士としての働き方
ひとえに税理士と言っても、いろいろな働き方があります。主に以下の3パターンに分けれれるかと思います。
- 開業税理士
- 社員税理士
- 補助税理士
それぞれの働き方における年収
開業税理士
開業税理士とは、個人として独立開業している税理士となります。最終的には、独立を目指される方も多いのではないでしょうか。
開業税理士の年収
平均総所得金額:744万円(前回、10年前は916万円)
内訳は以下となっています。
300万円以下:31.4%
500万円以下:16.7%
700万円以下:12.0%
1,000万円以下:13.5%
1,500万円以下:11.0%
2,000万円以下:5.0%
3,000万円以下:3.4%
5,000万円以下:1.5%
5,000万円以上:0.5%
無記入:5.0%
社員税理士
社員税理士とは、税理士法人の社員のことですが、一般的な会社の取締役に該当する立場の方となります。その税理士法人の経営陣の一員ということですね。
社員税理士の年収
平均収入金額:886万円
300万円以下:9.4%
500万円以下:12.0%
700万円以下:14.8%
1000万円以下:23.4%
1500万円以下:20.7%
2000万円以下:8.9%
3000万円以下:5.6%
5000万円以下:1.9%
5000万円超:0.7%
補助税理士
補助税理士とは、他の開業税理士や、税理士法人で補助者として勤務している方を指します。資格があり、開業や、経営をせず、働いている方ですね。
補助税理士の年収
平均収入金額:597万円(前回10年前は664万円)
300万円以下:12.0%
500万円以下:28.1%
700万円以下:31.7%
1000万円以下:18.8%
1500万円以下:6.0%
2000万円以下:0.8%
3000万円以下:0.6%
5000万円以下:0.02%
5000万円超:0.02%
BIG4
税理士を目指す方なら、BIG4という言葉も一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
BIG4税理士法人とは以下の税理士法人のことを指します。
BIG4税理士法人の年収
BIG4税理士法人の年収は、概ね下記のくらいであると言われています。
- スタッフ…450~650万円前後
- シニアスタッフ…650~850万円前後
- マネージャー…1000万円前後
- シニアマネージャー以上…1,200万円以上
- ディレクター/パートナー…1,500万円以上
終わりに
今回は、税理士の年収について調べてみましたが、いかがだったでしょうか。
開業するとなると、顧客獲得スキルが大事になってきますが、BIG4や大手税理士法人で補助税理士として働いていても、高い年収を獲得している人がいることがわかりました。
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