先日、本屋に行ったら、辻村深月さんのかがみの孤城がものすごく売り出されていて、購入して読んでみました。
2018年の本屋大賞受賞とのことで、大々的に売り出されていましたが、売れてる本というのは正のスパイラルに乗る事も必要なんだろうなぁと感じました。
辻村深月さんの作品との出会い
私の個人的なお話になりますが、辻村深月さんの作品とはじめて出会ったのは、渋谷にある森の図書室さんでした。
開業にあたってクラウドファンディングを実施されていたのですが、ドリンク一杯のパトロンにならせていただいて、実際に足を運んでみました。
面白いのが、コースターに本の紹介が書かれていて、それが本との出会いとなっているのです。たまたまそこに書かれていたのが、「僕のメジャースプーン」でした。
「僕のメジャースプーン」、「名前探しの放課後」と読んで、その後は離れていたのですが、大々的に売り出されているのを見て、購入して読んでみました。
かがみの孤城のストーリー
不登校の中学生たちが、とある城に集められ、何でも願いが叶う鍵を探すというのが、超簡略化したストーリーとなります。
後半の怒涛の伏線回収があったり、不登校というと、集団に馴染めないケースが多いのではと思いますが、その子達同士の絆には感動を覚えます。ネタバレするのもあれなので、詳しくは読んでみてください。
不登校について思う事
統計資料は文部科学省のページから確認ができます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/10/1397646.htm
小中学校合計の不登校者の割合としては、平成3年度が0.47%程度で、平成28年度が1.35%と増加傾向にあります。
数でいうと、平成3年度の66,817人から134,398人に増えています。全児童数は、14,345,743 人から、9,918,796人に減少しています。
不登校はよいのか?悪いのか?
良いのか悪いのかというのは一概に言えないと思いますが、増加傾向にあるということはその流れは必然で、普通に考えるとそれを無くすことはできないと思います。
自分は不登校ではなかったですが、何故登校していたか?と問われれば、合理的な理由はなく、行くのが「当たり前だったから」ということになりそうです。
学校にいくことに意味はあるのか?ないのか?
これも一概には言えないと思いますが、その人次第で、意味のあるものに出来るとは思います。ただ行くだけであれば何の意味もないと思います。
ちなみに私が学校に行って良かったと思える事は、中学時代のハンドボール部の経験です。めちゃくちゃきつかったので、それを乗り越えた経験は現在でも活きていると思います。
後は、くだらない勉強を頑張ったことでしょうか。世の中には、地道な事の積み重ねが必要になることもありますよね。そのトレーニングができたのではないかと思います。
ただ、上に上げた2つの事は学校以外の場所でもできそうです。
学校はよく個性を殺す的に言われることもありますが、正直、コスト的に限界があると思います。学校も最小限の時間で最低限の事だけやって、後は各々好きに個性を伸ばしていけばよいのではないかと思います。
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