現代社会では、全自動洗濯機に化学合成洗剤をいれて洗濯をするというのが一般的かと思います。
当たり前にやっている事はあまり疑問に思う事もなく続けてしまいます。
今回はその洗濯について調べてみました。
洗剤の種類について
界面活性剤について
本来なら混ざり合わない油と水を混ぜ合わせ、汚れを落とす働きのあるものを界面活性剤といいます。
石鹸も、この界面活性剤の仲間です。大豆サポニンや卵黄に含まれるレシチンなどは、天然に存在する界面活性剤。そして、近代になって新しく開発された界面活性剤は合成界面活性剤と呼ばれます。
石鹸について
石鹸は界面活性剤の一種で、動植物のあぶら(油脂)をアルカリで煮て作られます。そのアルカリの種類によって、石鹸は2つに大きく分けられます。
- 脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)
油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で煮たもの。固形石鹸や粉石鹸になる。
- 脂肪酸カリウム(カリ石鹸)
油脂を水酸化カリウム(苛性カリ)で煮たもの。液体石鹸になる。
合成洗剤について
合成洗剤とは、洗浄成分に合成界面活性剤を使っている洗剤のことです。石鹸と同じく、粉・固形・液体状のものがあります。通常、合成洗剤には、合成界面活性剤のほかにさまざまな副原料が配合されます。
(例:酵素、蛍光増白剤、再汚染防止剤など)
この合成界面活性剤ですが、水環境の問題や安全性についての議論も引き起こしています。人間と共に5000年を過ごしてきた石鹸に比べ、合成洗剤の歴史はまだまだ浅い。ですから合成洗剤を何世代にもわたって使い続けたとき、環境や生き物にどのような影響があるのか、まだ誰も知りません。
洗剤のいらない洗濯方法
これらの合成洗剤の代替品として、ベビーマグちゃんという製品があります。
ベビーマグちゃんの原理
高純度のマグネシウムを水の中に入れると水素の気泡が発生し、アルカリ性の水素水を生成します。
この水には非常に高い洗浄力があるのです。
皮脂汚れの分解率は、洗剤と同様の30%もあり、臭い成分の分解率は洗剤の約10倍。
だから「洗濯ベビーマグちゃん」を入れるだけで、汚れや臭いがキレイに落ちます。
しかも、この洗浄力のある水は流れる場所すべてをキレイにします。
洗濯槽や排水ホースのカビや汚れ、排水された後の川や海の水の汚れまでキレイにします。
衣類にやさしく、水も汚さない、人にも環境にも【やさしいお洗濯】です。
ベビーマグちゃんのコスト
洗濯物3kgに対してベビーマグちゃんが1つ必要です。
1つの値段は約2,500円で、1日1回の使用で、1年間使用できるそうです。
粉末洗剤や液体洗剤を使用するのと、そこまで大差なく使用出来るのではないかと思います。
まとめ
排水がキレイというのは、普通の人にとってはたいした問題にならないかもしれませんが、洗濯槽や、排水ホースが自然とキレイになっていくというのはいいですよね。
また、部屋干しのにおいがないというのもすごくいい点だと思います。部屋干しをしないとなれば、日中の晴れてる日に洗濯するしかありませんが、部屋干しできるなら、洗濯に対する時間や天候の制約がなくなります。
メーカーの方は排水の農業利用なども考えているようです。たしかに排水がキレイであれば、浄化槽や下水につながなくても利用できるでしょうから、そういった場面でも有効に使用出来そうです。
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