不動産投資を始めて最初にぶつかるのが「確定申告」です。
帳簿付けや減価償却、経費の判断を自己流で進めた結果、税務調査で指摘されるケースは珍しくありません。
実際、不動産所得の申告は
「知らなかった」「勘違いしていた」
という理由でも修正申告や追徴課税につながることがあります。
この記事では、不動産投資の確定申告で特に多い失敗例と、
それを防ぐための実務的な対策を分かりやすく解説します。
失敗① 減価償却の計算を間違える
建物と土地を区分せずに全額を減価償却してしまうのは、非常によくあるミスです。
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土地は減価償却できない
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建物のみが対象
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耐用年数の誤りも多い
👉 対策
購入時の売買契約書・固定資産税評価額をもとに、建物割合を明確にする。
失敗② 修繕費と資本的支出の区分を誤る
原状回復やリフォーム費用を、すべて経費にしてしまうケースです。
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原状回復:修繕費 → 経費OK
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価値を高める工事:資本的支出 → 減価償却
👉 対策
判断が微妙な場合は、内容・金額・頻度で整理する。
※詳しくはこちら
👉 原状回復費用の会計処理|修繕費と資本的支出の違い
失敗③ 経費にできないものを計上している
プライベートと混在しやすい支出は要注意です。
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家族旅行の交通費
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私用スマホ代の全額
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自宅家賃の全額
👉 対策
不動産所得に直接関係する割合のみを按分計上する。
失敗④ 青色申告の要件を満たしていない
青色申告特別控除(65万円)を受けるには条件があります。
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複式簿記
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帳簿保存
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期限内申告
👉 対策
会計ソフトを使い、日々の取引を自動で記録する。
失敗⑤ 帳簿・領収書を保存していない
税務調査では、数字より証拠を見られます。
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領収書なし
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データ未保存
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保存期間不足(原則7年)
👉 対策
電子保存+クラウド管理がおすすめ。
失敗⑥ 確定申告書Bと収支内訳書の不整合
数字が合っていないと、調査対象になりやすくなります。
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収入金額
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必要経費
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青色申告決算書
👉 対策
会計ソフトで自動連動させる。
失敗⑦ 「自己流」で続けてしまう
最も多いのがこれです。
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ネット情報をつなぎ合わせる
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昨年と同じだから大丈夫と思う
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税制改正を見ていない
👉 対策
最低限、不動産対応の会計ソフトを導入する。
不動産投資の確定申告を楽にする方法
不動産投資では、
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取引数が多い
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減価償却が複雑
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毎年同じ処理が続く
という特徴があります。
そのため、実務では
不動産投資に対応した会計ソフトを使う人が大半です。
▼ 不動産投資に対応した会計ソフトの比較はこちら
👉 不動産投資向け会計ソフトの選び方とおすすめ
まとめ
不動産投資の確定申告は、
「知らなかった」では済まされない世界です。
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減価償却
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修繕費の判断
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帳簿管理
これらを正しく行うことで、
✔ 税務調査リスクを下げ
✔ 無駄な税金を防ぐ
ことができます。
まずは、仕組みを整えるところから始めましょう。
🔑 この記事のポイント(箇条書き)
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確定申告の失敗はよくある
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大半は事前対策で防げる
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会計ソフト導入が最短ルート

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