アフターデジタルを読んで思ったこれからのビジネス

このブログも1年程度放置してしまって今に至るのですが、この1年間何もしていなかった訳ではなく、自分なりに様々なインプットや学びはあったと思っています。
本来はそれを日々アウトプットできれいれば良かったのですが、出来ていなかった事は反省しつつ、今後は少しずつでもアウトプットを増やして行けたらと思っています。

アフターデジタルの概要

アフターデジタルは株式会社ビービットの藤井保文さんと、IT批評家の尾原和啓さんによって書かれた、オフラインとオンラインの境目がなくなった時代のビジネスについて書かれた本になります。

OMOとは:O2Oとの違いとアフターデジタルのマーケティング

先進事例の紹介、学ぶべき視点の抽出、既存概念を新たな視座で捉え直す、日本企業の変革方法を考えるという4つの章で構成されています。

まえがき

まえがきの内容もとても示唆に富んでいるためご紹介させていただければと思います。

オフラインは存在しなくなる

世界の一部、例えば米国の一部地域、中国都市部、エストニアなどに代表される一部の北欧都市では、既にオンラインとオフラインの主従関係の逆転が起きています。オンラインが「主」となり、オフラインは「信頼獲得可能な顧客との接点」という位置付け

(アフターデジタルより引用)

決済データや、IoT、カメラなどのセンサーによって、顧客の属性だけでなく、あらゆる行動データがオンラインデータ化されるため、そのオンラインデータこそが主となり、それらを解析する事により、様々な施作を考えていく事になります。
ちゃんとした属性データと行動データが取得できるようになれば、なんとなくのマスに対する施作だけでなく、裏付けのある個人個人に適した施作を打つこともできるようになりますよね。また、うまくいってない施作の分析、改善も高い確度を持って進めることができるようになと思います。

バリューチェーンからバリュージャーニーへ

「顧客接点データを多く持ち、それをエクスペリエンスの良さに還元する」という新たな改善ループをいかに高速で回せるか。これが新しい競争原理です。

(アフターデジタルより引用)

今まではメーカーがマーケティングに基づき、商品やサービスを作り、それを流通が流して小売で販売するといったバリューチェーンの上位であるメーカー主導でしたが、これからは、顧客接点も持ち、その声を反映できるところがより重要になってくるとのこと。
確かに、物が足りない時代であれば、皆が必要なものは比較的簡単にわかるし、作れば売れるという時代だったと思います。しかし現代のように物やサービスで溢れる時代では、何が必要とされるのかは簡単にわからないですよね。デザイン思考という言葉が流行りだした背景も全く同じだと思います。
そのような状況では、顧客の属性データだけではなく、行動データも合わせた詳細なデータを分析する必要が出てきます。

先進事例の紹介




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