株式投資において「新高値ブレイク投資法」という言葉を聞いたことはありますか?
この手法は、株価が過去の高値を更新したタイミングで買いを仕掛けるという、シンプルながらも強力なトレンドフォロー戦略です。
この記事では、新高値ブレイク投資法の基本的な考え方から、実践時のポイント、注意点までをわかりやすく解説します。
新高値ブレイク投資法とは?
新高値ブレイク投資法とは、株価が過去一定期間の最高値(=新高値)を更新した瞬間に「買い」でエントリーする手法です。
「上がっている株はさらに上がる」という**モメンタム(勢い)**を活用し、トレンドに乗る形で利益を狙います。
例:
- ある銘柄の直近3カ月の高値が1,000円だった場合
- それを突破して1,020円になった瞬間に「買い」エントリー
- その後トレンドが続けば、さらなる上昇が期待できる
なぜ「新高値」が注目されるのか?
- 心理的節目を突破した証拠
多くの投資家は過去の高値を「抵抗線」として意識します。そこを突破すると、「さらに買われるのでは?」という期待が高まり、買いが買いを呼ぶ展開になりやすいです。 - 需給が好転している可能性
高値更新は「売りたい人が売り終わった」状態とも言え、需給バランスが買い優勢になっているサインでもあります。
新高値ブレイク投資法のメリット
✅ シンプルで明確なルール:高値を更新したら買うだけなので初心者でも実行しやすい
✅ トレンドに乗りやすい:上昇トレンドに乗ることで、大きな利幅を狙える
✅ 再現性が高い:過去にも多くの成功事例があり、検証がしやすい
デメリット・注意点
⚠ だまし(フェイクブレイク)がある:一時的に高値を更新しても、すぐ下落することもあります
⚠ エントリータイミングが遅れがち:新高値更新を確認してから買うため、初動に比べて割高になることも
⚠ ボラティリティが高い銘柄は要注意:値動きの激しい銘柄では、振り回されやすい
実践時のポイント
- 期間設定に注意
「過去〇日(例:20日、60日、年初来など)」の高値を基準にするのかを明確にしましょう。 - 出来高の確認
高値更新時に出来高が伴っているかは重要です。出来高増加=本物のブレイクの可能性が高いです。 - 損切りルールを明確に
フェイクブレイクのリスクに備え、「直近安値」や「移動平均線割れ」など明確な損切りラインを決めておきましょう。
こんな人に向いている手法です
- 上昇トレンドに素直に乗りたい人
- 長期投資よりも中短期のトレードに興味がある人
- チャート分析がある程度できる人(または学んでいきたい人)
まとめ
新高値ブレイク投資法は、トレンドに乗るシンプルかつ合理的な戦略です。
「高く買って、もっと高く売る」という考え方に慣れるまでは勇気が要りますが、ルールを明確にし、リスク管理を徹底すれば、初心者でも取り組める戦略です。
まずは少額でシミュレーションやデモトレードをしながら、自分なりの検証を重ねてみましょう。
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