凍りのくじらとドラえもん

辻村深月さんの作品を最近よく読んでいます。

スロウハイツの神様で出て来るフォトグラファー芦沢理帆子の高校時代を描いた作品です。

凍りのくじらあらすじ

「あなたの描く光はどうしてそんなに強く美しいんでしょう」
そう訊かれたとき、私はいつもこう答えることにしている、「暗い海の底や、遠い空の彼方の宇宙を照らし出す必要があるからだ」と。
「ドラえもん」の作者藤子・F・不二雄を深く敬愛する写真家の父。彼の名を継いだ新進フォトグラファー、芦沢理帆子の高校時代を追う。
学校と、飲み友達と、元彼氏と、病床の母と、行方不明の父と。どんな相手にも合わせてしまう、合わせられてしまう理帆子は、自分を取り巻く個性に名前を与えていく。例えばあの子は「少し・不安」。あの子は「少し・不満」。そして私は、「少し・不在」。藤子先生の創るSFの世界、「少し・不思議」から取り、それぞれの個性にふさわしい名を付ける遊び、「スコシ・ナントカ」。私はどこへでも行ける。誰にでも合わせられる。それが許される。「どこでもドア」みたいに。
でも、一人でいると息苦しい。誰かといても息苦しい。自分の意志など、とうに摩滅してしまっているのかもしれない。私の「少し・不在」は最近いよいよ深刻だ。
ドラえもんへのオマージュが目一杯詰まった、「少し不思議」な物語。

ドラえもん

この作品には、ドラえもんの秘密道具やそのお話がたびたび登場します。

ドラえもんってテレビではみたことありますが、全ての話を観た事があるわけではなく、漫画本もあまり読んだ事はなかったので、なんか読んでみたいなと思いました。

その上で読んでみると、より楽しめるかもしれません。

どんな人にも合わせてしまう主人公が描かれています。

人はいろんな顔を持っていると思います。所属するコミュニティや立場によっても顔は変わりますし、複数の場所で関わったり、深く関わっていくと、その人の意外な一面というものを見れる機会がでてくるのではないかと思います。

なるべく精神を無駄な事に消耗しないように生きて行けたらとは思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1982年茨城県生まれ 大卒後、東京でシステムエンジニア、市役所職員として働いたのち、茨城県にて空き家となっていた古民家を改修し、農家民宿、レンタルスペースとして運用を開始。畑での自給自足も行なう。 趣味は、ピアノ、読書、アニメ、スポーツなど